ギターとアンプやエフェクター等に繫ぐケーブルを「シールド」と呼びます。
エレアコ(エレクトリック アコースティックギター)はだいたいがピンの部分にジャックがあって、エレアコ用のシールドは通常、DI(ダイレクトボックス)に繋いでそこからミキサーに繋げることでスピーカーから音を出します。
今回はそんなエレアコを弾く上で欠かせないシールド選びについてご紹介したいと思います。
目次
1. 結論
- シールドを購入する時はエレアコ専用のシールドを選ぼう
- エレアコに繫いだシールドケーブルはDIに繫ごう
- シールドケーブルは300㎝(3m)~500㎝(5m)がオススメ
- パッチケーブルは15㎝~30㎝がオススメ
- シールドは8の字巻まきで保管をするとシールドが傷みにくい
2. シールドの種類
シールドはエレアコや楽器だけの規格ではなく、音響や映像を伝達するために幅広く使われています。
アンプとエレアコを繫ぐものを「シールドケーブル」、エフェクター同士を繋ぐものを「パッチケーブル」と呼びます。メーカーや素材の他にエレキギター用、ベース用、エレアコ用といった風に楽器ごとに種類があり、それぞれ用途が異なります。
楽器店でシールドを買う場合はエレアコ用のシールドから選ぶようにしましょう。通販では音響や映像用のシールドも混ざって表示されるため、初心者は楽器店で購入することをオススメいたします。
3. シールドの長さ
シールドは一般的に長くなれ
エレアコ用に使用するシールドは15cm~1000cm(10m)のものが市販されており、一般的な使用される長さは300㎝(3m)~500㎝(5m)です。
15㎝~30㎝はプリアンプやエフェクター類を繫ぐように用いられ、それ以外は演奏者の可動域によって長さを選びます。エレアコはアンプに繫ぐよりもD.Iに繫いで、そこからPA(音響)のミキサーに繋がれて音を出すことが多いため、D.Iまで繫ぐシールドの本数を考慮して長さを選びましょう。
自宅で練習する場合、エレアコ自体が箱鳴りするためアンプに繫ぐ必要が無いケースが多いと思われますが、アンプやミキサーに繫いで音を鳴らす場合は300cm(3m)未満のシールドで問題ないでしょう。
その他、ライブやレコーディングなど用途に合わせて数本持っておくことをオススメいたします。
シールドは一般的に長くなればなるほど音が細くなると言われていますが、初心者はそこまで気にしなくて良いので、長すぎず短すぎないシールドを選ぶようにしましょう。
4. プラグの形状
シールドのプラグはストレート型プラグ(S)とL型プラグ(L)の2種類があり、双方ストレート型の「S/S」、片方L型の「S/L」、双方L型の「L/L」があります。プラグの形状では音質は変わりません。
「S/S」 はオールラウンドに使える形状ですが意図しない衝撃でジャックからプラグが抜けてしまう可能性があります。抜けてしまわないように考慮する場合はL型の 「S/L」か「L/L」を使うようにしてみましょう。
5. まとめ ーシールド選びのポイントー
シールドは消耗品でありプラグ部分の傷や汚れ、ケーブルのねじれによってのノイズが発生してしまいます。
使用後は8の字巻きで保管するとシールドが傷みにくいです。
8の字巻きでシールドを保存すると程いた時にシールドによれができないためとてもオススメです。
エレアコ用のシールドは用途に合わせてケーブルを使い分けましょう。
シールドの価格は1,000~10,000円前後です。高くて高品質なものを1つ使い続けるよりも何本かストックをして、ノイズが発生してしまうようになったら交換するくらいにしておきましょう。