アコースティックギターを立って弾くには欠かせないストラップには素材、太さ、長さの調整可否などそれぞれ特徴があります。今回はアコースティックギターのストラップ選ぶための情報をご紹介いたします。
目次
1. 結論
- シンプルなレザーストラップがオススメ
- アコースティックギターのストラップはエレキギターやエレキベースと併用できる
- 自分らしいストラップを選ぶことがポイント
2. ストラップの素材
レザー、ナイロン、ポリエステル、コットンの4種類があります。エレキギターやエレキベースと併用できるものが多く、アコースティック専用のストラップは殆どありません。
レザーストラップ
レザー(皮革)とは、動物の皮膚をなめしてあるものと合皮があります。ストラップの中で一番固定力が高く、アコースティックとの相性も良いです。他のストラップと比べて高価なものが多く、メンテナンスにもお金がかかりますが、使い続けていくことでストラップに味が出る点が他のストラップとの大きな違いになります。
ナイロンストラップ
ナイロンはジャケットや、水着、クラシックギターの弦などにも用いられる合成繊維です。コットンとはまた違った素材の柔らかさや、滑りの良さがあり、色のバリエーションが多いことが特徴です。レザーストラップと比べると安価なものが多いため、初心者にオススメのストラップです。
ポリエステルストラップ
ポリエステルの原材料はペットボトル(PET)と同じ、ポリエチレンテレフタレートという化学物質です。ポリエステルは繊維が丈夫で切れにくいので、他の繊維に比べて耐久性に優れます。耐久性に優れているため、演奏をしながら動き回る方にオススメのストラップです。
コットンストラップ
コットン(木綿)は、Tシャツなどにも用いられているワタの種子から取れる繊維です。ナイロンやポリエステルと比べると滑りにくく、肌触りが良いのが特徴です。他のストラップと比べてフィット感があるため、アコースティックギターとの相性も良いです。
筆者ツナグはアコースティックギターではシンプルなレザーストラップを一番長く利用しています。他のストラップと比べて値段は張りますが使っていくうちにギターや方に馴染んでくるためオススメです。
3. 掛け方の特徴、長さ調節
ストラップピンがあった場合の付け方と、ヘッド部分につける場合の2種類があります。
アコースティックギターのストラップピンは、ネックヒールやネックヒールの横に取り付けられていることが多く、ストラップピンの位置によってアコースティックギターから手を離した場合に違いがでます。ギターがお腹の箇所で固定されているためハイフレットでも弾きづらさを感じにくいと言われています。
ヘッド部分にストラップを取り付けた場合は、ストラップピンで取り付ける場合の反対で、ローコードを弾きやすくハイフレットなどでも弾きにくいと感じやすいと言われています。
長さについては弾きやすさと見た目のどちらを取るかによって、自分の好きな高さに調節しましょう。ストラップが長すぎても短すぎても弾きにくさを感じてしまうので、少しずつ調整しながら試してみましょう。
4. ストラップ選びのポイント
アコースティックギターのストラップは演奏者にとって大切なアクセサリーです。見た目のかっこよさや演奏のパフォーマンス性を高めるタイプ以外にも、長時間演奏しても疲れにくい工夫が施されているタイプがあります。
ストラップを付けると付け替えることはあまりないので、ストラップを装着するアコースティックギターに合ったものを選ぶと良いでしょう。
アコースティックギターとの相性を考えて選ぶのは勿論ですが、自分らしいストラップを選ぶことがポイントです。