チューニング(調音)とは、各弦の音程を決められた高さに合わせることです。今回はアコースティックギターのチューナー選びについてご紹介いたします。
目次
1. 結論
- アコースティックギターでよく使われるチューナーはクリップ型とペダル型
- アコースティックギターで使われるチューニングは5種類+1種類
- チューニングの際は弦を緩めて音を上げながら調整しよう
- 弾き終わった後に弦を緩めるとネックの反り防止になる
- 初心者は5,000円以下、中級者~上級者は5,000~30,000円がオススメ
2. チューナーの種類
チューナーは大きく分けて5種類あります。アコースティックギターでよく使われるチューナーは「クリップ型」と「ペダル型」です。
今ではスマートフォンのアプリケーションでもチューニングできるので、チューニングに慣れている方で手元にクリップ型やペダル型のチューナーが無い場合は、スマートフォンでのチューニングでも凡そ問題ないでしょう。
音叉
チューナーが無かったころから使われているU字状(2又)に別れた金属製の器具。
クリップ型
楽器のヘッド部などに挟んで使用するチューナー。
ペダル型
エフェクターと同じように外部電源や9V電地を用いて使用するチューナー。
カード型
薄く長方形の形をした昔ながらのチューナー。
ラック型
スタジオのアンプの上などに常設されているチューナー。
アプリ
スマートフォンなどのアプリケーションで行うチューニング。
3. チューニングの種類
アコースティックギターで使われるチューニングは「レギュラーチューニング」「半音下げチューニング」「ダウンチューニング」「ドロップチューニング」「オープンチューニング」の5種類+1種類があります。
レギュラーチューニング
最も一般的なアコースティックギターのチューニング。6弦からE・A・D・G・B・Eの順番のチューニング。
半音下げチューニング
レギュラーチューニングの全ての弦を半音下げたチューニング。6弦からE♭・A♭・D♭・G♭・B♭・E♭の順番のチューニング。
ドロップチューニング
レギュラーチューニングの6弦のみを下げたチューニング。
ダウンチューニング
レギュラーチューニングよりも弦の音を下げるチューニング。
オープンチューニング
レギュラーチューニングよりも弦の音を上下させて全ての弦の開放弦が和音になっているチューニング。
変則チューニング
上記5つのチューニングに当てはまらないチューニング。
「変則チューニング」の説明は難しく厳密な垣根がありません。ダウンチューニングやオープンチューニングを変則チューニングと読んだりすることもあるので『変則チューニングが親』、『ダウンチューニングやオープンチューニングが子』といった覚え方をしておきましょう。
4. チューナー選びのポイント
各弦の音が合うようにペグを回してチューニングを行います。チューニングはペグを緩めながら(音を下げながら)行うと、弾いているうちに音程がずれていってしまうことが多々あるため、チューニングの際は弦を緩めて音を上げながら調整するようしましょう
チューニングは一度合わせても演奏しているうちに音程は少しずつずれていってしまうものです。弦を張り替えた時はもちろん、練習の前には毎回必ずチューニングをするようにしましょう。
弾き終わった後に弦を緩めるとネックの反り防止にもなります。
5. まとめ ーチューナー選びのポイントー
チューナーの価格帯は様々でチューナーを使うことでアコースティックギターのサウンドが良くなるわけではありません。チューニングができていない場合は和音が綺麗に響かない可能性が高いため、出来る限りチューナー選びにも慎重になりましょう。
初心者は5,000円以下のもの、中級者~上級者は5,000~30,000円くらいのものがオススメです。