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アコースティックギターのペグ交換前に知っておいた方がよいこと

交換したいけど何を取り付ければいいか分からない…そんなあなたのギターペグ選びをサポートします。

ペグはアコースティックギターのチューニングを合わせるための部品で弦楽器には欠かせないパーツです。頻繁に触るパーツなので壊れることもありますが、チューニングがし辛いなどの場合ペグを交換することで改善されます。

このページではあなたに合ったペグ選びをサポートします。

目次

  1. 結論
  2. ペグの種類
  3. ペグの交換時期
  4. 最適なペグの選び方
  5. ペグの交換方法
  6. まとめ ーペグ交換のポイントー

1. 結論

  • クルーソンタイプのペグの方がシャープなサウンドでオススメ
  • 3年に一度ペグ交換をしよう
  • もともと付いていたペグと同じタイプに交換するのがベター
  • ペグ交換直後は1日休ませて次の日から演奏しよう

2. ペグの種類

アコースティックギターのペグは主にクルーソンタイプとロトマチックタイプの2種類です。

クルーソンタイプ

クルーソンタイプは50年代からギブソンやマーチンなどで採用されていました。 ロトマチックタイプ よりも重量が軽く、アコースティックギター本来のサウンドを引き出します。ギアカバー付きのシンプルな構造となっており、殆どはヘッド裏の2本のネジで固定します。

ロトマチックタイプ

ロトマチックタイプのペグはツマミをネジ止めできることからリトルク調整が可能なペグです。クルーソンタイプよりも重量があり、耐久性が高いことが特徴です。ペグが動かないようにヘッド裏側からネジ止めされており、クルーソンタイプに比べて太い音が出るところが特徴的です。殆どはヘッド裏の1本のネジで固定します。

筆者ツナグはどちらのペグがついているギターを所持しているためどちらも好きなのですが、クルーソンタイプのペグの方がシャープなサウンドで好きです。

3. ペグの交換時期

アコースティックギターのペグは消耗品です。チューニング時に音を合わせにくかったり、ペグがぐらつきが気になってきた場合には寿命だと考えてペグ交換を検討するようにしましょう。

アコースティックギターを弾いているときにペグ部分を頻繁にぶつけていると交換時期が早くなってしまうため、ギターを弾くときや持ち運ぶときにショックを与えないこともペグを長持ちさせるための秘訣です。

頻繁に弾く方で5年ほど同じペグを使っている場合は経年劣化がかなり進んでいる可能性が高いかもしれません。チューニングが安定しない場合や演奏をしていておかしいなと感じてみたらお近くの楽器店やギター工房へ相談してみましょう。

筆者ツナグは3年に一度ペグ交換をしています。

4. 最適なペグの選び方

元々ついていたペグによってヘッド裏のネジ穴の位置や、ネジ穴の数が違うので クルーソンタイプとロトマチックタイプ それぞれ同じタイプのものを交換すると失敗が無いのでお勧めです。

一つずつ分かれているもの以外に3連タイプになっているものや、色と形だけでは取り付けられないタイプのものがあるので、よくサイズとネジ穴を確認して選ぶようにしましょう。

5. ペグの交換方法

まずは弦を外しましょう。弦を外した後はネジとペグ本体を取り外して、ブッシュも同様に外します。

ヘッドの表面、裏面についている汚れをクロスで優しく拭き取り、新しいブッシュを取り付けましょう。ペグのネジ穴は取り付けと取り外しで緩くなっていくものです。特に初心者はきつくネジを締めすぎてしまい、ネジ穴を広げてしまう可能性があるので注意をしましょう。

新しいペグを取り付けてネジが緩いと感じたら楽器屋へ持ち込んで楽器屋さんに取り付けてもらうことを検討しましょう。よく陥ってしまう初心者のミスでネジ穴を接着剤を固めたり、木材を詰め込み過ぎて修復不可能になってしまうことがあるので、ペグ交換が初めての方は楽器屋さんに相談しましょう。

ペグ交換が終わり、弦を張り動作確認で弾いてみましょう。ペグ交換直後に長時間演奏をするとペグの固定がゆるくなってしまう可能性があるので、念のため1日休ませて次の日から演奏をするようにしましょう。

6. まとめ ーフレット交換のポイントー

アコースティックギターのペグは消耗品です。

他の箇所と比べて大切に使えば長持ちいたしますが、頻繁に弾くようであれば経年劣化は避けられません。

チューニングが安定しなくなってきたかなと感じたらお近くの楽器店やギター工房へ相談してみましょう。